日焼けしたくない!美肌を守る紫外線対策とは?
「紫外線対策をきちんとしているのに、日焼けあとやシミが気になる」と感じたことはありませんか?実は、紫外線は夏だけでなく1年中降り注いでいるもの。肌寒くなったらUVケアは必要ない…と思いがちですが、秋冬でも紫外線は中程度の強さがあると言われています。美肌を守るためには、年間を通した対策が必要です。
本記事では正しい知識に基づいた紫外線対策をご紹介しているので、自分に合うものを選んでみてくださいね。
医薬品登録販売者。
大手ドラッグストアでの勤務を経験後、ウィルベースに入社。ドラッグストア等に向けてOTC(市販薬)販売のコンサルティング、OTC、サプリメントに関する各種リサーチ、新しい販売・購入方法に関する研究開発を行っている。

蓄積した紫外線ダメージが、肌トラブルに!?
目に見えない紫外線によるダメージは、気づかないうちにどんどん蓄積されていきます。「短時間だから対策しなくてもいいかな」という油断が積み重なって、将来的なシミ・シワ・たるみにつながることも。なぜ日焼けが起こるのか?そのメカニズムを知って、紫外線対策に活かしていきましょう。
日焼けとは
日焼けとは、紫外線を浴びることで皮膚が赤くなったり、痛みや水ぶくれなどが起こったりする症状を指します。また、メラニン色素によって黒く変化する現象も日焼けの一種です。
日光に当たってから数時間程度で肌が赤くなる反応は皮膚のやけどの一種であり、「サンバーン」と呼ばれ、数日経つと症状が落ち着くことが多いです。一方、日焼けによってメラニンが増加し、数日経ってから肌が黒くなっていくことは「サンタン」と呼びます。サンタンが元の色に戻るまで早くて数週間、遅ければ数ヶ月かかるでしょう。
また、紫外線はUVA・UVB・UVCの3つに分けられ、日焼けはUVBが主な原因となります。
日焼けの主な原因「UVB」はシミ・シワなどの原因にも
UVBは、日焼けを起こす力がUVAよりも600〜1,000倍ほど強いとされており、炎症や皮むけなど深刻なダメージの原因となります。UVBが細胞に吸収されると、遺伝子が傷つけられます。この傷そのものや、傷を修復する反応によって炎症の原因となる物質が放出されると、赤みや痛みなどの日焼け(サンバーン)の症状が現れます。
また、日焼け時の炎症によって表皮の内側にあるメラノサイト(メラニンをつくる細胞)が刺激されて、メラニンがつくられることで肌が黒くなります(サンタン)。
通常メラニンは「体内で生成されて、皮膚から押し出され排出される」というサイクルを繰り返していますが、過剰に日光を浴びたり、肌のターンオーバーが乱れてしまうと肌にメラニンが蓄積してしまい、シミやそばかすの原因となります。
肌の奥まで届くUVAにも注意
UVAはUVBと異なり、日焼けのように短期間で肌に影響を及ぼすことはありません。しかしUVAは肌の奥深いところ(真皮)まで浸透し、じわじわと肌に悪影響を及ぼします。UVAは肌の奥深くにあるコラーゲンやエラスチンなどの肌のハリや弾力の維持に重要な存在を損傷させ、これが将来的なシワやたるみに繋がります。
また、UVAは地上に降り注ぐ量がUVBよりも多く、窓ガラスも透過する点にも注意が必要です。つまり、屋内でもUVAの影響を受けることがあるため、天気や場所にかかわらず、UVケアを行うことが重要と言えます。
季節を問わず続けたい!紫外線対策の4つのポイント
日焼けダメージは、シミ・シワ・たるみの原因の一つ。美肌のために、夏場だけでなく、曇りの日や秋冬のレジャー時、屋内にいるときも紫外線対策を徹底することをおすすめします。
紫外線対策といっても難しいことはありません。日焼け止めを塗るほか、UVカット機能のあるサングラスや長袖の上着などで肌を露出させないことを心がけましょう。
<紫外線対策におすすめのグッズ>
- 日焼け止め
- サングラス
- 日傘
- ハット(帽子)
- アームカバー
- パーカーなどの長袖の上着
- フェイスガード
- マスク
ここからは、日焼け止めの塗り方やサングラスの選び方など、紫外線対策で大切なポイントについてご紹介します。ぜひ参考にしてみてくださいね。
Point01 日焼け止めの選び方&塗り方
日焼け止めを選ぶ際は、まず「SPF」と「PA」の表示を確認してください。SPFとPAの違いは下記のとおりです。

SPF (Sun Protection Factor)
紫外線B波(UVB)を防ぐ指標。効果は数字で表記され、最大値は50+
PA (Protection grade of UVA)
紫外線A波(UVA)を防ぐ指標。効果は+で表記され、最大値は++++
使用シーンごとの選び方
日焼け止めはシーンに合わせたものを使えば十分に対策できるので、常に数値の高いものを選ぶ必要はありません。シーンごとの選び方は以下のとおりです。
日焼け止めを塗るときのコツ
顔であればパール粒2粒分程度を目安にしてください。腕や脚など、広い範囲に塗る場合は、その部位に直線を描くように日焼け止めを出し、手のひらでらせん状にのばして塗りましょう。
また、日焼け止めは摩擦や汗などにより、時間が経つと落ちてしまいます。2〜3時間おきにこまめに塗って、効果を持続させることが大切です。
Point02 サングラスで「目」を守ろう
日焼け対策でスキンケアを行う方は多いかと思いますが、実は目から入る紫外線も肌に悪影響を及ぼすことがあります。
目に入る紫外線を防ぐために、サングラスの着用するのも1つの選択肢です。サングラスや紫外線カットメガネを着用すると、目に入る紫外線を90%程度カットすると言われています。
なお、着用する際はUVカット機能をもつものを選ぶようにしましょう。濃い色のサングラスをかけると、目に入る光の量がへるため瞳孔が通常時よりも大きく開きます。そのためUVカット機能が不十分な濃い色のサングラスをかけるとかえって目に入る紫外線の量が多くなってしまう恐れがあります。
また紫外線はあらゆる方向から目に入ってくる恐れがあるため、サングラスや紫外線カットメガネを選ぶ際は顔にぴったりと合い、十分な大きさのものを選ぶと良いでしょう。

Point03 屋内で過ごすときも対策を!
紫外線は窓ガラスを透過するため、家の中にいるときも紫外線対策は欠かせません。外出しない日でも日焼け止めは毎日使うことをおすすめします。家にいるときは高数値の日焼け止めを使う必要はないので、低数値の日焼け止めで問題ありません。
また、窓ガラスにUVカットフィルムを貼り付けたり、遮光カーテンを使用したりして、紫外線をカットするとよいでしょう。カーテンの色は薄いものより濃いものを選ぶと高い遮光効果が期待できます。
Point04 帰宅後のスキンケア
日焼け対策には、スキンケアも重要です。日焼けした肌は赤みやほてりが出たり、デリケートな状態になったりするため、まずは冷やして肌の状態を落ち着かせてください。また、紫外線を浴びると肌の水分が失われて乾燥しやすい状態になるため、赤みやほてりが落ち着いたら、低刺激の化粧水で水分をたっぷりと与えてください。
さらに、シミやそばかすの原因となるメラニンも生成されるため、メラニンを増やさないためのお手入れも心がけましょう。ビタミンC配合の市販薬などを服用することで、シミやそばかすの予防が期待できます。日焼けしたあとは、メイクも気をつけてください。ファンデーションなどを塗る場合は、肌の状態が落ち着いてからできるだけ摩擦を与えないようにやさしく丁寧に行いましょう。

より詳しい情報はキュアベルでチェック!
「徹底解説!日焼けにお悩みの方におすすめの紫外線対策」
<参考文献>
・気象庁 日最大UVインデックス(観測値)の年間推移グラフ
・日本皮膚科学会 皮膚科Q&A
・環境省 紫外線による影響を防ぐためには
・日本化学繊維協会 接触冷感
日々の紫外線対策を続けて、美しい肌を目指そう!
紫外線は私たちの肌に1年中降り注いでいます。日常的に日焼け止めやUVカット機能のあるグッズを活用することを習慣にしたいものです。また、日焼けしてしまったときは刺激の少ないお手入れで肌をいたわってくださいね。
毎日のUVケアはきっと、5年後、10年後の美しさにつながっていくでしょう。





